2025-11-11
コールドアイルとは?
定義:コールドアイルは、データセンターにおけるサーバーラック配置と気流組織の中核的な形式です。特定のエリアを囲い込む、または半密閉することで、空調機から供給される冷気を集中させ、サーバーの吸気側に導き、温風と冷風の混合を防ぎ、「精密冷却と効率的な放熱」を実現します。
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Items |
従来の機械室 |
コールドアイルソリューション |
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空気 |
温風と冷風が乱雑に混ざり合っています。 |
温冷分離による指向性気流 |
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電力使用効率(PUE) |
1.5-2.0 |
1.2-1.4(減少 20%-30%) |
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放熱効率 |
30%-40% |
60%-70% |
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キャビネット密度 |
≤8kW / キャビネット |
10-20kW / キャビネット |
コア原則と気流ロジック
キャビネット配置の基礎:サーバーキャビネットは「前面対前面、背面対背面」のパターンで配置されます。
1. 前面対前面側:これは「コールドアイル」(サーバーの吸気側がこのアイルに面しています)を形成します。
2. 背面対背面側:これは「ホットアイル」(サーバーの排気側がこのアイルに面しています)を形成します。
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製品パラメータ
基本設計パラメータ
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項目 |
推奨範囲 |
標準 |
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コールドアイル温度 |
18-24℃ |
ASHRAE規格によるサーバーの最適な吸気温度 |
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コールドアイル湿度 |
40%-60% |
結露と静電気を回避 |
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アイル幅 |
1.2-1.5 メートル |
メンテナンス担当者の通行と気流の均一な分布 |
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空気供給速度 |
0.3-0.5m/s |
速度が低すぎると熱が蓄積しやすくなり、高すぎるとエネルギー消費が増加します。 |
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コールド/ホットアイルの圧力差 |
5-10Pa |
温風がコールドアイルに入るのを防ぐ |
製品構造
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コアの利点と価値
1.究極の省エネ、PUEの削減
従来の機械室では、PUEは1.5〜2.0ですが、コールドアイルソリューションでは1.2〜1.4に削減できます。1000kWのデータセンターを例にとると:
PUEが1.5から1.2に低下すると、年間電気代の節約額 = 1000 × 8760 × 1.0×(1.5 - 1.2) = 262.8万円
2. 従来の機械室では、放熱の制限により、各キャビネットの電力は≤8kWです。コールドアイルは10〜20kW/キャビネット(またはそれ以上)をサポートでき、同じスペースでの計算能力を2〜3倍に向上させます。
3.機器の故障を減らし、機器の寿命を延ばす
サーバーが安定した温度と湿度条件(18〜24℃、40%〜60%)で動作すると、故障率は50%以上減少します(高温はサーバーの故障の主な原因です)。
4.運用とメンテナンスの簡素化、人件費の削減
コールドアイルの温度と湿度は一元的に監視されます。異常(温度が24℃を超えるなど)が発生すると、リアルタイムのアラームがトリガーされ、各キャビネットを手動で検査する必要がなくなります。
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